型が奏でるリズムと色彩―型絵染8人展
会期:令和6年10月12日(土)~11月24日(日)
「型絵染」は型紙を用いて布を染める技法で、1956年に工芸家の芹沢銈介が重要無形文化財保持者〈人間国宝〉に認定された際に、初めてその名称が用いられました。
基本的には他の型染と同様の工程がとられますが、型絵染では作家が図案作成から型紙彫り、染め、仮縫いまでを一貫して行っているところに特徴があります。芹沢は、自身の型絵染について「絵を描くような心持で、型を使う、創造的な型染ということ」と語っており、デザイン性や絵画性に富んだ型染であることから「型“絵”染」と名付けられたとも言われています。
本展は、8人の作家を招き、型絵染の技法を用いて制作された着物、帯、壁掛けなどの染織作品を展示します。それぞれの作家による個性豊かな型絵染の世界をご堪能ください。
◇出品作家
岩井香楠子(日本工芸会)
遠藤あけみ(日本工芸会)
釜我敏子(日本工芸会)
斎藤孝子(日本工芸会)
篠原優子(日本工芸会)
溝口あけみ(日本工芸会)
小島貞二(国画会)
佐藤百合子(新匠工芸会)
※特別出品
芹沢銈介/鎌倉芳太郎/伊砂利彦/篠原晃代 ※会期中一部展示替え あり
◇入館料 ( )内は団体料金
一般:700円(500円)
シニア:500円(400円)※65歳以上の方
大学生:300円(200円)
小学生・中学生・高校生:100円(50円)
◇開館時間
9時30分~17時(入館は16時30分まで)
◇休館日
毎週月曜日(ただし 10月14日、11月4日は開館、10月15日、11月5日は休館 )
◇作家による作品解説(ギャラリートーク)14:00~14:30
10月19日(土) 斎藤孝子
10月27日(日) 遠藤あけみ
11月2日(土) 篠原優子
11月3日(日・祝) 小島貞二
11月9日(土) 岩井香楠子
11月17日(日) 佐藤百合子
11月23日(土・祝) 岩井香楠子