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1859(安政6年)年の横浜開港後、絹織物の輸出品として成長したのが絹手巾(ハンカチ)です。
絹手巾の製造のはじまりには諸説ありますが、1873(明治6)年のウイーン万博に派遣された横浜の絹物商、椎野正兵衛がヨーロッパの絹業を視察し、そこで得た知識をもとに輸出用の絹手巾製造を始めたことが契機とされています。
この絹手巾からスカーフ製造が始まり、横浜の地場産業として発展していきました。
昭和30年代に入ると世界中にMade in Japanのスカーフが輸出され、1965(昭和40)年には、スカーフ・ハンカチーフの輸出量が史上最高値を記録しました。